2017年10月30日

チャールズ・ブラウンスタイン氏講演会の感想

うぐいすリボン主催(コンテンツ文化研究会共催)、CBLDFチャールズ・ブラウンスタインさんの講演会に参加。
C84でも講演、少し前問題になったBBCステイシーさんのドキュメンタリーにもアメリカから意見をしてくださった方。

アメリカでのコミック規制の歴史を振り返り、日本の漫画の影響、そして現在の規制の現状等のお話。

アメリカでは「コミックは子どもが読むもの」「だからコミックを読む大人は下らない、もしくは幼児性愛者」と蔑まれる時代があった。
それで繰り返し強調されていたのは、漫画の規制との戦いは「コミックには多種多様なものがあり、それを啓蒙していくこと」ということ。
「全てが万人向けではない、またその必要もない」ことを知ってもらい、子どもが最初にふれるおすすめコミックやその読み方を教えたりといった活動もされてる。すごい。パンフレット頂きました
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NARUTO!本文ではバクマンを例にマンガの読み方を説明してたり。

今の日本の漫画は確かに多種多様なものがあり、コミケを初めたくさんの同人誌即売会があり、恵まれているし、私もその恩恵を受けている一人。
(懇親会でも「こんなに多くの女性作家が食べていける国は日本以外ない」と藤本由香里先生。)

けれど衆院選後だったこともあり、頭をよぎったのが全体主義的な傾向が強まりつつあること。現実、またSNS上では顕著に他者に不寛容な社会に向かっていること。
ちょうどTwitter上では高校生の黒染めの件で「外国人でも染めさせる」発言が話題になってるし。

「青少年健全育成」の観点で漫画の性描写について、私は早期からの性教育(と、その中でフィクションへの接し方を教えるべき)が早急に必要だと思う立場をなんだけど、そんな黒染め強制がまかり通るような教育現場で私の望むような教育が行われることはあり得ない…。顔3(かなしいカオ)

(ネットについては都も色々学校での講習などやっているみたいだけど…。「審議会」はダメっぽいものにダメというだけ。「それが審議会の仕事なので…」と都の職員さん談。)

だからこそ、多様性を認めあう(認められないものも、存在していい)、社会へ向かっていってほしいし、チャールズ氏は「作り手と受け手の距離が一番近いのが漫画※」と言っていて、私は同人作家の端くれなのだからそういう作品を描いていけたらいいなと思った次第なのです。

※さまざまな感情、カタルシスをとても近くで共有できる、といった意味に受け取れて(間違ってるかも)なんだかすごく嬉しかった…

懇親会ではコン研の皆さんやうぐいすリボンの荻野さんマンガ論争の永山さんと楽しく過ごし、途中で藤本先生、女子現代メディア文化研究会代表の山田さんと共にチャールズさんとお話するという(その通訳をなんと山口貴士弁護士にして頂くという平謝り)、大変貴重な機会を頂きました。とても勉強になりました…!本当にありがとうございます。

日記がわりメモですので、乱文・脱線、記憶違いなどありましたらご容赦下さい。
(間違いは是非Twitterへご指摘を)

……。
英語の勉強はしておいたほうがいいわ…(恥)
posted by 迷 at 21:07| 雑記